9月は2階で『ずんだ白玉』、3階では『紅白まんじゅう』を作りました。
『ずんだ白玉』は、白玉粉に豆腐を混ぜて食感をやわらかくし、
噛み切りやすくしました。今回ずんだ餡用の枝豆には、
冷凍のむき枝豆を使用しました。
皆さまには、枝豆の薄皮をむく作業を行っていただきました。
細かい作業でしたが、皆さま黙々と薄皮をむいてくださり、
あっという間に作業が終わりました。
「こんなぐらいなんてことない」と、細かい作業もお得意のご様子でした。
『紅白まんじゅう』作りでは、皆さまであんこを丸くし、そのあんこを
まんじゅうの皮で包む作業をしていただきました。
ご入居者の中には、「私、和菓子屋の娘だったから、よく作ったのよ」と
おっしゃる方もおられ、さすがに和菓子屋の娘さんだけあって、職人
さながらの手つきであんこを包んでおられました。
9月11日に、敬老会と文化祭を行いました。
今年は、中国五節句のひとつ、重陽の節句にちなんだお祝いをしました。
古来、中国では、奇数が連なる日をお祝いする習慣があり、その中でも
9月9日は『重陽の節句』と定められ、不老長寿や繁栄を願ってお祝い
してきたとされています。重陽の節句の主役は『菊』とされ、
愛広苑壱番館でも菊にちなんだ行事や食事を計画しました。
9月9日?13日まで、お風呂に菊の花を浮かべた菊風呂を、ご入居者の
方々に楽しんでいただきました。紫色のかきのもとを使用し、花をそのまま
浴槽に浮かべて、普段の入浴とは全く異なった豪華な雰囲気を作りました。
「きれいだね?」「菊風呂なんて初めてだわ?」と、皆さまに大変ご好評でした。
敬老会では、長寿のお祝いとして、ご入居者の皆さま全員に、賞状を
お渡ししました。今年は、文化祭も同時に行ったので、皆さまに賞状を
お渡しした後、その額縁に花やリボンなどを飾り付けて、デコレーションを
施し、自分だけの額を作っていただきました。また、当日の昼食では、
黒塗りのお弁当箱にかきのもとを使った料理や天ぷらなどをご用意して
召し上がっていただきました。
文化祭では、作品作りとして、フロアごとに『秋』をテーマにご入居者の
皆さまに貼り絵の作品を作っていただきました。どのフロアの作品も
アイディアあふれる素敵な作品となり、多目的ホールに作品を展示させて
いただき、それぞれのフロアの皆さまに鑑賞していただきました。
他のフロアの作品を見られて、「他のところもきれいだね」「やっぱり
うちのところが一番だな」と、いろいろな感想をもたれていました。
今年初めての試みとして、敬老会と文化祭を同時に行いましたが、
催しが終了すると「楽しかったよ」と、皆さまからたくさんの笑顔があふれ、
その笑顔で職員もとても満足しているようでした。